私は個人事業主は3回起業しています。
え?なんで?と思われるかもしれませんね。
1回目は専業主婦からの起業。幼稚園児を抱えて外に働きに行くより自宅でできる仕事をと思って出版社系のデータ入力をしていました。ちょうどWindows 95が出てPCがとても身近になった頃です。
最短の仕事だと夜FAXが入って朝までに入力して会社へ送る。GW中に書籍1冊入力して会社へ送る。
1文字1文字の入力の速さが私の単価となるので「ブラインドタッチ」ができるように徹底的に練習しました。その甲斐あって、会議の記録はまぁまぁ正確に再現できます。w
初めは会社からオアシスというワープロを借りてなんとかと言う通信機器でデータ化して入力した原稿送信していました。オアシスで入力、懐かしい思い出です。
4年仕事をして、引っ越しをすることになり、その先でやりたかった仕事にフルタイムでつける(修行)ことになったので あっさりと廃業しました。
最初は起業なんて全く考えてはいませんでしたが、当時の仕事を出してくれる会社がパートナーシップ制度をとっていて女性も起業して経営を覚えていったほうがいいとのことで教えてもらいながら開業届を出しました。
出してみると婚姻届と同じで、あれ?っというくらい簡単に淡々と受理されます。
起業する前は、実は売り場のパートならできるかもとかレジならできるかもとパートの面接を受けて回りましたが「お子さんが熱が出たらどうしますか?」と面接官から聞かれると核家族の私としては答えようがなく、そのことをママ友に相談したら「自宅で仕事をすればいいじゃない。私がしている仕事を紹介するよ」と紹介してもらいました。
本当にご縁というか、運がいいというか、この出来事が今の私を作る土台となりました。
この時は完全に1人起業です。最初は1社からの仕事の受注を後半は3社からの受注に増やしました。それでも1人ですし、幼稚園児を育てながら仕事をするには限界がありました。
何かあったときの仕事の相談などは、委託先の担当か紹介してくれた友人のみ。他の友人に話しても相手が仕事内容を理解できないので単なる愚痴としか映らず、この仕事は孤独なのねと思ったことがあります。
だから別の仕事が天命のように降ってきたとき、迷わず廃業しました。
そうは言っても起業第一号なので、当時の屋号の入ったものは記念として置いてあります。
長くなりますので続きは次号。(^^)